地域連携部について
渥美病院 地域連携部は、地域のみなさまが安心して医療・介護を受けられるよう、 患者さんの人格を尊重した支援を提供します。
地域連携部が担当する主な業務と担当係は以下の6つです。
■医療機関等との連携を図る「病診連携係」
■患者さん(ご家族)にとって安心できる退院の実現を目指す「退院調整係」
■患者さん(ご家族)の悩み事を真摯に受け止めた相談援助を行う「医療福祉相談係」
■介護サービスを利用するためのケアプランを作成する「居宅介護支援係」
■医療依存度の高い患者さんの安心・安全な在宅療養を支援する「訪問看護係」
■退院後の通院困難なリハビリ患者さんを自立した在宅生活に向けて支援する「訪問リハビリテーション係」
※それぞれの係が連携し合って、安心と満足が得られる支援の提供を目指します。
また、地域連携室では田原市医師会と協力し合い、病診連携の推進に努めます。
組織
病診連携係
当院では市内医療機関との連携強化を目的に、病診連携業務を運営しています。病診連携の仕組みを利用して、かかりつけ医から事前に診療情報の提供を受けることは、確かな医療の提供に繋がります。また、病診連携係はCT、MRIを始めとする医療機器の共同利用担当窓口として、その利用促進に努めています。
退院調整係
退院調整係は入院患者の退院後の生活を見据えた支援として、入院前と比べて日常生活動作の低下がみられる方、退院後の療養生活に不安のある方、退院後も医療処置が必要な方、1人暮らしで介護支援が得られにくい方など様々なケースに対して看護師の視点を活かした支援を行っています。
本人・家族の意向に沿ったより良い支援ができるよう、支援の過程では院内外の多職種と連携しています。
医療福祉相談係
病院を利用される方の中には、病気・怪我・老化等の問題から生じる生活・介護上の問題や不安を感じている方も少なくありません。高齢化と核家族化が進んだ現代社会においては、これらの問題は本人・家族の生活に大きな影響を及ぼすことになります。医療福祉相談係では社会福祉士の資格を有するソーシャルワーカーが、このような問題についての相談に対して、より良い解決方法を見いだすための自己決定支援を行っています。
居宅介護支援係
介護保険サービスの利用には、ケアプランの作成が必要です。
ケアマネジャーが介護の相談やケアプランの作成、要介護認定申請の援助、サービス事業者との連絡・調整などを行います。
渥美病院ケアプランセンターは渥美病院内に併設された事業所で、渥美病院や渥美病院訪問看護ステーション、渥美病院訪問リハビリテーション、あつみの郷との連携に強いです。
医療と介護の連携強化に努め、介護が必要になった後も住み慣れた場所で安心して過ごせるよう支援していきます。
訪問看護係
訪問看護は介護事業の中でも医療職の専門性を発揮する医療系サービスに位置づけられ、地域包括ケアの実現に向けて、その充実が期待されています。
渥美病院訪問看護ステーションは渥美病院内に併設された事業所として、看護師・理学療法士・担当事務で構成されており、利用者が安心して住み慣れた場所で生活していただけるよう24時間(365日)体制の事業を展開しています。また、利用者の年齢による制限はなく、乳幼児~高齢者まで幅広く対応しています。
この街の訪問看護ステーションとして、当院の医師に限らず、地域の開業医と連携して、田原市内および豊橋市南部地域の利用者に訪問サービスを提供しています。
訪問リハビリテーション係
訪問リハビリテーションは介護事業における医療系サービスに位置づけられ、医師の指示に基づき理学療法士等が利用者宅を訪問して、心身機能の維持回復および日常生活の自立を目的としたリハビリテーションを行うサービスです。
渥美病院訪問リハビリテーションでは、渥美病院・あつみの郷と連携し、入院中から退院後までシームレスなリハビリテーションが提供できるように心掛けています。
当院に通院されている方に限らず、渥美半島にお住まいのみなさんが、住み慣れた場所でその人らしく安心・安全に生活できるようなサポートを行っています。